W杯招致を広島市が検討 '09/10/31
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910310111.html

日本サッカー協会が招致を表明している2018、22年のワールドカップ(W杯)に、
広島市が安佐南区の広島ビッグアーチを試合会場としての立候補を検討していることが30日分かった。
立候補すれば中国地方では唯一となる見通しだが、市内部には慎重な見方もあり、曲折が予想される。
ビッグアーチは5万人収容。国際サッカー連盟(FIFA)が定める開催条件では開幕戦、準決勝、決勝以外の試合ができる。
一方で(1)二つ以上必要な大型映像装置が一つ(2)客席の幅が規定の80センチより5センチ狭い―など、条件を満たさず改修が必要な部分もある。
広島市が立候補すれば、最終段階まで残りながら、客席に屋根がないことで「失格」となった02年の日韓大会に続いて2度目。
市などによれば、今回の条件に屋根の架設は入っていないという。
会場地を希望する自治体が同協会に提出する「立候補意向表明書」の提出期限は30日だった。
広島市は31日に20年夏季五輪の招致検討委員会設置を予定していることなどを理由に、同協会の了承を得て提出を延ばした。
国内自治体の正式立候補締め切りは来年1月8日で、同協会が5月末までに12〜18会場に絞り込む。