日本国内でのイメージとしては、「iPhone、Yahoo!メール(Yahoo!BB)=ソフトバンクという企業」です。
ソフトバンクといえば、「福岡ソフトバンクフォークス」を連想させる企業です。ニュースで野球の結果等
を報道する時、福岡ソフトバンクスフォークスと ヤフードームの話がよく出ていませんか。これだけでも
Yahoo!JAPANと ソフトバンクの関係があからさまにわかる人が多いと思うのです。一方、「Gmail」に
関しては「中立的」イメージがあります。日本国内の特定の企業との連携をイメージさせません。ここで、
個人的に疑問に思う事があります。アカデミック版メールに関して言えば、導入コストが無料であるという点
ではGmailもYahoo!メールも同じなのに、「中立的イメージ」で「セキュリティ等の機能上位」のGmailでなく
国内の特定企業「ソフトバンク」あるいは特定球団「ソフトバンクフォークス」までも連想させるYahoo!メール
のアカデミック版の方を東大が導入決定したことです。しかも、『東京大学、職員1万人分のメールシステムを
ヤフーの無料サービスに移行』http://japan.zdnet.com/sp/case/story/0,2000056379,20403175,00.htm
を参照すると・・・(以下引用)「ヤフーが無料でメールサービスを提供する理由は、Yahoo! JAPAN IDの利用
および保持の継続にある。今回の事例では職員のみの採用だが、今後、学生や卒業生にサービスを提供していく
なかで、社会人になった元学生が長期間にわたり、継続してYahoo! JAPAN IDを保持、利用してもらうための施策だという。」
(以上引用)とあからさまに東大生ユーザーによるYahoo!の宣伝効果を期待する内容が記載されています。つまり、東大生は
在学中だけでなく、卒業後も国内特定企業の「ソフトバンク」のYahoo!メールユーザーであり、社会に出てもソフトバンクの
宣伝役を担う事が今回の東大のYahoo!メールの導入によって確定していると言えそうです。東京大学という国立のそして日本一
の教育・研究機関がソフトバンクという国内の特定企業を認めた事になるわけですから、かなり大きな宣伝効果が長期にわたり
つづくことが予想されます。