松本CMデビュー!ニッセイの顔にヤングG大抜てき(3月20日(土)報知新聞1面トップ)

巨人・松本哲也外野手(25)がCMデビューすることが19日、明らかになった。
フィギュアスケートのバンクーバー五輪銀メダリスト浅田真央(19)=中京大=らの出演でも話題となった日本生命の企業イメージCMへの登場が決まった。
3月下旬にもオンエアが始まる見通しで、G戦士のスポーツ関連以外のCM出演は08年の上原(現オリオールズ)以来となる。
育成枠からはい上がった昨季のセ・リーグ新人王が「日本プロ野球界の顔」としてお茶の間の話題をさらう。

巨人の若きスピードスターが、超一流アスリートの仲間入りだ。パ・リーグ開幕前日となるこの日、松本が日本生命の企業イメージCMに大抜てきされたことが分かった。
今月中にも全国のお茶の間に向けて放送される。

誰もが一度は目にした、あのCMシリーズだ。
心に響くゆずの名曲「虹」に乗って、フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(30)=北野建設=や浅田真央が競技に臨む映像が流される。
バンクーバー五輪に日本中が沸いた1、2月を中心に大量オンエアされた。
プロ野球シーズンの始まりとともに、このCMの主役も交代する。 「球界の顔」として、松本が選ばれた形だ。

関係者の話を総合すると、同社の企業広告コンセプト「人は、支えられて、生きていく」に最もマッチしたのが松本だという。挫折と苦境を乗り越えたサクセスストーリーが関係者の共感を呼んだようだ。

身長170センチと野球選手としては小柄。体格的なハンデを乗り越えて新人王を獲得するまでに飛躍できたのは、まさしく周囲から「支えられて」努力を惜しまなかったからだ。
CMでは、本人の試合や練習での映像を流すだけでなく、松本を育てた人たちを代表して、故郷の山梨で暮らす母・勝代さんも登場するという。

巨人選手ではこれまで高橋由、清原、上原(現オリオールズ)らが一般企業のテレビCMに出ていたが、若手選手の全国CMは異例。
真央ちゃんに肩を並べた若武者・松本の知名度はさらにアップすることになりそうだ。