「大阪ドーム」売却でタクシー大手「エムケイ」が応札

大阪市の破たん第3セクターで会社更生手続き中の「大阪シティドーム」の再建策で、タクシー大手のエムケイ(京都市)グループは18日、大阪ドームの売却先を選定する入札に応札したことを明らかにした。
提示額は最低入札価格の100億円。共同出資者を募って運営会社を設立し、ドーム運営を受け継ぐ事業計画を管財人に提出した。管財人は資金力など事業計画を審査したうえで、1週間程度で売却の是非を決める。
エムケイ創業者で近畿産業信用組合(大阪市)会長の青木定雄氏は昨年2月、企業や個人からの出資で、大阪ドームを拠点にしたプロ野球の市民球団を設立する構想を発表している。
この構想の一環として、大阪市内に本社を置く「大阪エムケイ」が16日の入札に参加した。グループ企業や近畿信組をはじめ、市民球団構想に賛同した企業約30社などから出資を見込んでいるという。

(2006年2月18日13時26分 読売新聞)