>>97
そして、この界隈の同士たちはお金を持っているのでした…。僕もまったくナイとは言いませんが、明らかに「うわ…私の年収相対的に低過ぎ…」と感じる瞬間があることは否めません。フラッとヘルシンキとかフラッとバルセロナとか、グッチのボンバージャケットお迎えしました!とか、一発一発のパンチのチカラが違う感じの推し方をできる人が多数見受けられるわけですから、キーリングが単純計算でいくらとかを考えているはずもないのでした。

ライバルは果てしなく多く、

氷解水は限りなく希少だった。

僕はお迎えすることができませんでした…!

非常に残念です…!

↓取り逃がしたレアアイテムみたいに、氷解水キーリングへの想いが残る…!
https://i.imgur.com/hBEwJr2.jpeg
↓グッチの国内在庫を買い尽くすような人々が、氷解水を買わないわけがなかった…!
https://i.imgur.com/KAQ3ar9.jpeg

もしも僕がこの氷解水キーリングに当選していたなら、僕はそれをしかるべき祭壇におさめて御神酒などそなえ、我が家の守り神となっていただくつもりでいました。そして、ここぞというお出掛けの際には氷解水キーリングを携え、旅の無事とか武運長久とか良縁成就とかそのときどきで必要なことを願うつもりでおりました。不穏な夜には強く握り締め、眩しい朝には太陽に掲げ、大切な人と出会ったときには祝福を分け与える、そんなアイテムとしようと思っていたのです。

何なら、同士たちが集まるアイスストーリーの現場などで「氷解水キーリングパワースポット」的なパネルでも立てまして、「どうぞ触れていってください」「きっといいことがありますよ」「あなたの夢が叶いますように…」などと微笑みかけるイメージさえありました。旅の僧みたいな感じで、ありがたいご利益を世界に届けに行く使命感すら生まれかけていました。