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 ―単独ツアーを通して新たな発見や自身に成長を感じたこと。また最も印象的なプログラム

 「そうですね。えっと、1部の最初と2部の最初のプログラムで、あのー、構成とか振り付けがほとんど変わらないんですね、実は。で、えっとー、曲も同じで、アレンジがちょっと違うだけで、衣装を変えて、照明が変わっている。で、そのー、自分としても違う気持ちで滑ってはいるんですけど、その一部を見た流れの後で、同じプログラムを見たときに、『みなさんはどう感じてもらえるかな?』『きっと違う感覚があるよな』ってことをなんか、伝えたくて、というか、感じてもらいたくて、この構成にしました。なんかそういう意味では、その一つのプログラムが持っている意味っていうのは、僕自身が伝えたい気持ちももちろん大事ですけど、みなさんにとって、どういうふうに感じていただけるか、みなさんがどう背景を持っていて、みなさんがどういう経験をされていて、このプログラムを見たときに、どう感じていただけるのかなっていうことを大切にしていくこともまた一つ、なんか進化していく上では必要なんだなってことを、このリプレイを通して、感じさせていただいています」

 ―急きょ決まった追加公演。もし可能なら地元でプロとして極めた姿を見て欲しい思いはあった?

 「まだまだ全然、極めてはないんですけど、あのー、ただやっぱりプロとして、こうやってせっかくアイスストーリーという新しい形の、えー、スケートの形を、えー、模索して作り上げていく中で、やっぱり地元で滑りたいな、という気持ちは強くありましたし、なんですかね。実際にその、世界中の方々からほんとに来て下さって、今回、台湾からも来て下さったって方も情報として入っていて。なんか、そういった世界中の方々がこの地元に来て下さる。その地元に来て下さるキッカケが僕のショーであったら、こんなうれしいことはないなっていう気持ちもあって。ぜひ仙台でやりたいな、宮城でやりたいなっていう気持ちはありました」