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 ―「破滅への使者」ノーミスは数少ない?

 「あ、多分、今までの中で一番良かったですかね。ほとんど、どこにもほころびもなく、ね。ジャンプを全部決めきれたと思うので。いや正直、頑張って来て良かったなあって、もうその思いに尽きます。今は、はい」

 ―宮城だからこそ、より良い演技を見せたいとおっしゃっていた。「破滅への使者」ノーミスで演じ切ったことは

 「やはり一部のストーリーの中で、えー、どんどんその、自分があらがうことのできないつらさであったり、苦しみであったり、そういったものをあのストーリーのキャラは感じていて。そのシナリオのままにただただ、苦しみに飲まれていく。なんかそれは、ある意味ではなんか僕の中の経験として、その、震災であったり、そういったもうほんとに自分の力ではどうしようもない、あの震災というものを経験したからこそ、出てきた物語なのかなっていうふうにも今、こうやって振り返りながら思っています。ある意味では、だからこそこの地元で、その苦しみにあらがいながら、でも、うん。立ち向かって、その壁を越えていきたいっていう強い気持ちも出したいな、と思いましたし。あれがあるからこそ、2部の祈りが届くような気もしていたので、ほんと全部、全部込めて、うん。演技出来たと思っています」