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――山アさんが一番苦労されたと思うところは?

「ワイヤーアクションですかね。一般の方が想像するよりすごく難しい技術なので、1個の技をずっと練習していることもありました。今回の場合、空中フォームの美しさが必要だったり、着地もあまりぶれちゃいけなかったりとか、さらに難しかったと思います」

――着地もぶれないって、本当にフュギュアスケートみたいですね。

「はい(笑)」

――監督としては、山アさんのアクションの出来映え点は?

「想像以上でした。100点以上ですかね(笑)」

――すごいですね。山アさん自身も満足されていましたか?

「比較的みんな満足して、“次のカット撮ろう”と進んでいきました。

ただ納得がいかなくてやり直すシーンも多少はありましたね。人を蹴って空中で回転して、そのまま着地するみたいなカットがあったんです。着地と回転が両方ともうまくいくまで繰り返していました」
――映画、楽しみですね。そういえば今回、山アさんが羽生さんのお名前を出したことで、羽生さん側から反応はありましたか?

「自分のほうには特にないですが、SNSで触れてくれた羽生さんのファンは結構いらっしゃいました。羽生さんが直接この作品に関わったわけではないですが、羽生さんのファンの方々も見に来てくれたらうれしいです」