羽生結弦 震災から13年…不変の〝故郷愛〟を仙台市長が証言「希望を与えてくれた」
3/9(土) 5:16配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/755fa15b3d80842a4d471eea0bebce8f1999cc49

フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成したプロスケーター・羽生結弦(29)が8日、自ら座長を務める「羽生結弦 notte stellata」(宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ)の初日公演を行った。自身も被災した東日本大震災から11日で13年となる中、これまでもスケートを通じて被災地の支えになってきた。羽生が生まれ育った仙台市の郡和子市長(66)に、その献身ぶりを聞いた。

復興への願いを滑りに込めた。2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災では、練習拠点のアイスリンク仙台で被災。暗闇の中で見上げた夜空に浮かぶ満天の星に希望の光を感じたという。多くの被災者が、今も苦しみを抱える中で「みんなで力を合わせていいショーができた実感があります」と全てを出し切った。

 かねて羽生は自叙伝の印税やグッズ売り上げの一部を被災地に寄付するなど、復興活動に尽力してきた。郡市長も「さまざまな形で被災地や仙台のスケートの練習拠点への支援を続けてこられたことに対し、心から敬意を表します。継続した支援が復旧・復興の過程で多くの市民を勇気づけるとともに、震災の記憶を決して風化させないことにもつながっていると感じております」と感謝した。