【羽生結弦さん、語る(1)】夢コラボで紡いだ物語「運命と対峙し、自分の意志で進んでいく」
3/8(金) 20:21配信 スポニチアネックス

https://news.yahoo.co.jp/articles/37254892cc6cb120ec9c8977e9adf15176515ff1

 
 フィギュアスケート男子の五輪連覇者でプロスケーターの羽生結弦さん(29)が故郷で座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2024」が8日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。11日に東日本大震災から13年を迎える被災地で、2年連続の開催となった。以下は囲み取材でのコメント全文。


「いつもありがとうございます」

 ――初日を終えて、どうか。

 「みんなで本当に力を合わせて良いショーがができたんじゃないかなという実感があります」

 ―13年目の3月11日を迎えるが、それに対する思いは。

 「やっぱりあの日のことを思い返したり、またあの日が近づくにつれて映像だったりとか。また、文字だったりとか、写真だったりとか。いろんなものに触れる機会が増えてきて。そういう中で忘れてはいけないっていう気持ちも凄くありますし。だけれども、同時に辛い思いもされてる方もいらっしゃるんだろうなという思いでいます。ただ、あの日を境に辛い思いをされた方、辛い経験の中から生き抜いている方、そして、あの日から生まれて今日まで生き抜いている方、本当にさまざまな方がいらっしゃると思います。どんな方にとってでも、もちろん3・11というものに直接被害に遭われなかったとしても、応援し続けてくれてる人たちにも希望や祈りが届くように。僕たちはこのショーを通して、滑っていけたらいいのかなということを考えています」

 ―今回は大地さんとのコラボレーションもあった。スタンディングオベーションもあった。

 「そうですね。あの、僕はいっぱいいっぱいやってますし。大地さんとも何回も何回もリハーサルを重ねて本当に細部まで大地さんもこだわってくださって出来上がった演目なので。自信を持って、胸を張って皆さんにお見せできるコラボレーションになったなというふうに思っています」