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羽生結弦は、大丈夫だ。私たちも、大丈夫だ

 こうして蒸し返すことは嫌だが、繰り返し書かなければ、端緒に声を上げなければやりたいようにされてしまう。その「やりたいようにする」側にもなれるメディアの一員である私だからこそ、自戒も込めてここに綴った。

 もっとも、佐賀公演の大成功もあって、書こうかどうかの佐賀入り前に比べれば、若干おだやかな気持ちになってしまっているのだが。

 その日の江北駅。終電を待つ佐賀の夜もまた、羽生結弦の見上げた夜だった。

 こうして私たちは羽生結弦と、いつも同じ空を見ている。星がなくとも星は雲の先にある。月がなくとも月も雲の先にある。羽生結弦と共に。

 何度でも書く。羽生結弦は、大丈夫だ。私たちも、大丈夫だ。さあ横浜、そして『notte stellata』が待っている。

 (了)