以下は羽生さんの冒頭あいさつ。

 「3月11日から、もう13年という月日が経とうとしています。やはり3・11の頃を思い返すと、またこのノッテ・ステラータというアイスショー、また、この氷の上に立ったりすると、やはりや悲しい気持ちや記憶を思い出してしまったり、また皆さんの中でも、そういった辛い経験、そして映像や、いろんなことを情報を見るたびに辛い思いをされた方もいらっしゃったと思います。
 それでも、13年という時は、僕らにとってはあっという間だった、という方もいらっしゃるかもしれないですし。長かった、きつかった、遠かったという方もいらっしゃると思います。
でも、ここにいらっしゃる方々はみんなこの13年間、必死に頑張ってきた、そして応援してくれてきた方々だと思います。どうか僕たちみんなで今日は皆さんに祈りと応援と希望と、そして困難に立ち向かう勇気。そんなものをそれぞれのスケーターがそれぞれのプログラムの中で表現したいなと思っています。
この場所に来れなかった方々も今、もう会えなくなってしまった方々も。そして、この13年という中で、生を受けて一生懸命歩いている子どもたちに向けて。僕たちは今日、一生懸命頑張らせていただきます。どうか最後まで楽しみください」