>>294
 ―今後、氷上からどんなスケート、表現を届けたいか。

 「YouTubeという場所は、僕にとってはプログラムの世界観をより具体的に、映像を使って分かりやすく形にできる場所だと思っています。撮影の機材や技術、編集技術などもまだまだな部分がたくさんありますが、それでも自由に作りこめて、自由に僕の頭の中の“色”を出していけることが、楽しくもあり、怖くもあります。ただ、新たな形として、これからも映像作品としてのプログラムも作っていきたいですし、その知識やイメージが、生身のスケートにも、ショーやアイスストーリーにも還元され、進化していけるように、頑張っていきます。表現者としての知識や技術があまりにも足りなすぎることを実感しているので、勉強も年齢も重ねて、スケートとしての表現を、どんな形でもどんな可能性でも、進化させていきたいです」(終わり)

【注1】アップル社が提供するマック用のオペレーティングシステム。
【注2】アップル社が提供する、マック用の動画編集ソフト。プロ向けで、高画質ビデオの作成、編集、制作にたけている。
【注3】ノイズやゆがみ、砂嵐のような演出を動画内に加えるエフェクト。
【注4】「Goliath」の最後は、羽生さんが体当たりしたカメラが飛び散る。