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元妻への思いを断つかのように、“スケートの鬼”に豹変した羽生。12月から怒濤の日々が始まった。

まず、28歳最後の日に、羽生が座長を務めるアイスショーが発表された。’23年3月に開催された、『羽生結弦 notte stellata』の第2弾だ。地元・宮城での公演に、羽生も気合が入っているのか、こうコメントしていた。

《この機会をいただけることが本当に嬉しいです。(中略)このショーの一番のテーマは希望なので、僕が皆さんからたくさんの希望を受け取ったように、僕たちスケーターから少しでも多くの希望が届くようにという思いを込めながら、祈りながら滑りたいと思っています》(株式会社BS日本、「PR TIMES」’23年12月6日配信)

そして、29歳初日には『RE_PRAY』佐賀公演の生中継も決定。

「佐賀公演は今回のツアーの中で収容人数が最も少なく、唯一の関東圏外の開催なので、現地で見られる観客は限られていました。チケットも激戦だったそうです。

CSでのアイスショー生中継は異例のこと。より多くの人にスケートを見てもらうことで、自分をさらに追い込むつもりなのでしょう」(前出・フィギュアスケート関係者)

さらにはその翌日、羽生は公式Xでスケート動画を公開した。

「誕生日になぞらえた12時7分に、感謝の思いを込めてか、39秒の滑りを披露していました。離婚発表以降、SNSでの発信を一切控えていた羽生さんですが、誕生日を祝ってくれたファンへのメッセージ、そしてこの動画で投稿を再開しました。

この日を気持ちの一区切りとして、今後はファンとスケートだけを大切にしていく、という彼なりの意思表明だと思います」(前出・スポーツ紙記者)

《うーん。芯、かな。絶対ぶれたくない》(『羽生結弦 孤高の原動力』11月11日発売号)

直近のインタビューで、「羽生結弦を漢字一文字で表すと」と聞かれ、こう答えた羽生。私生活の波乱を経て、スケートへの情熱は赤鬼のように燃えたぎっている。