「大谷翔平」と「羽生結弦」 SNS戦略が人生を左右する厄介な時代
3/28(木) 11:06配信 デイリー新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a54383e0fffa105a8347f809f39b1f8e9a260f5

同じ年生まれの国民的スターとして常に注目を浴び続ける大谷翔平と羽生結弦。好感度も極めて高い二人だったが、羽生に関しては否定的なコメントも見られるようになってしまった。一方で、今のところ大谷は情報発信でもパーフェクトゲームに近い状況を生み出せている。後編では羽生のナイーブさゆえの同情すべきエピソードを紹介しているが、前編では専門家に、その違いをマーケティング戦略の視点から分析してもらった。【前後編の前編】

「大谷世代」「羽生世代」
 1994年生まれの戌年で、今年30歳を迎える大谷翔平と羽生結弦――。それぞれ球界とスケート界で頂点に立った二人が、初めて顔を合わせたのは今から8年前にさかのぼる。

 当時の羽生は2014年のソチ五輪で金メダルに輝き紫綬褒章を受章。大谷は日本プロ野球史上初となる「投手で10勝、打者で10本塁打」を同じく14年に達成していた。

 そうした活躍から二人は16年に「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に招かれ初対面を果たしたわけだが、その時に大谷はこんなコメントを残している。

「常々、羽生くん世代だと思っているので、負けないように頑張りたいと思います」

 実は一昨年、羽生が現役引退を発表した際の緊急特番(テレ朝系)で、この大谷のコメントはVTRの形で紹介された。同番組に出演した羽生は、改めて感想を求められ、

「いや、僕は大谷世代なので」

 と殊勝に語ってみせた。

「羽生世代」「大谷世代」と互いをリスペクトしあっていた二人に、最近、人生の大きな転機が訪れたのは誰もが知るところだろう。

 羽生は昨年8月に結婚、11月に離婚を発表。

 一方、大谷は先月末に結婚を発表。当初はベールに包まれていたお相手についても少しずつ情報を公開し、今では名前も顔も広く知られることとなっている。