>>84
 また『女性セブン』の記事では匿名の関係者がこうコメントしている。「深夜の練習に帯同するのは羽生さんの両親と姉だけで、自分の出る幕はない。昼夜逆転する羽生さんとは生活リズムも異なりましたから、外出できず家ですることも一切ないとすれば、愛の巣もただ孤独なだけで、いつか出て行くだろうと予期される“追い出し部屋”のように感じてしまっていたとしても不思議ではありませんよ」。見出しの「追い出し部屋」の表現はこのコメントからつけたものだ。

 こうした見方はネットニュースなどにも広がっているが、真相はわからない。羽生さんの母親や姉にしてみれば、こうした報道自体が、さらに家族を追いつめている許しがたいものと映っているかもしれない。

 前述した離婚発表の文章で「許可のない取材や報道がなされています」との記述は、羽生結弦さんと母親や姉の、そして事務所の認識を反映したものだろうが、これはプライバシーを守られる権利ともうひとつパブリシティ権を念頭に置いているとみられる。つまり羽生さんは写真や動画なども大きな商品価値を持っており、事務所に無許可で写真を撮影したり報道するのは問題だという認識だ。

 それともうひとつ状況をややこしくしているのは、離婚原因として指摘された「誹謗中傷やストーカー行為」というものだ。これが取材・報道と同列に置かれてしまうからわかりにくいのだが、例えば『週刊文春』11月30日号にはこういう関係者のコメントが載っていた。