羽生結弦氏の「105日離婚」は回避できなかったのか? 11/30(木) 5:56配信 ダイヤモンド・オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/a83fad91899f44deaea994e9b828538329bf7bdb

 羽生結弦氏の結婚発表は大きな話題となったが、それからわずか105日で離婚の発表を聞くことになるとは誰も予想できなかっただろう。詳しい事情を知らない外野からの意見になるが、何とかこの事態を回避することはできなかったのか考えてみたい。(経済評論家 山崎 元)

● 羽生結弦氏から驚きの発表 「105日離婚」の衝撃

 プロスケーターの羽生結弦氏が、結婚発表後105日目に離婚を発表したニュースは衝撃的だった。当事者にしか分からない理由があるのだろうが、せっかく夫婦になろうと思った二人が、こんなに短期間で離婚に至るのは異例だ。

 しかも、離婚の理由は、羽生氏及びお相手、さらに両者の関係者が普通に暮らすことができなくなった状況にあるらしい。羽生氏はX(旧ツイッター)に、お相手に「制限のない幸せでいてほしい」という思いから離婚を決断したとつづっている。普通は、「何かと制限はあるかもしれないが、それでもその方が幸せだ」と思ってするのが結婚ではないのだろうか。一体何を思い詰めたのか。

 繰り返すが、当事者にしか分からない理由があるのかもしれない。だから、筆者は本稿で、これからこうしたらいいというアドバイスをしようなどとは思っていないし、まして羽生氏を非難しようなどとは思っていない。

 「いい・悪い」で論じると、本人が望まない報道を行ったメディアや、本人たちや関係者に対して恐怖を与えるような行動や好奇の目を向けた人々が圧倒的に「悪い」。話が善悪で済むなら、結論はそれだけだ。

 ただ一方で、悪い人もいるのだという現実を踏まえた上で、もう少しうまくやる方法はなかったのかと考えたくなる。

● 「僕はアイドルじゃない」の 三つの問題

 情報が少ない中、筆者は、羽生氏のものとされる「僕はアイドルじゃない」という言葉に注目した。この言葉は、2016年に羽生氏が高校時代の同級生と交際しているらしいと報じられた時になじみの記者に「スケートとプライベートってまったく関係ないし、僕はアイドルじゃない」と珍しく感情をあらわにした時の言葉として報じられているものだ(『FRIDAY』12月8・15日号)。