武部聡志氏、音楽監督務めた羽生結弦さんの東京D公演のエピソード披露「羽生さんは本当に音楽的な知識も持っていらっしゃる」
2023/11/27 11:14 サンスポ
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音楽プロデューサー、武部聡志氏(66)が26日放送のテレビ朝日系「関ジャム 完全燃SHOW」(日曜後11・0)に出演。プロフィギュアスケーター、羽生結弦さん(28)が今年2月に行った東京ドームでのアイスショーで音楽監督を務めたときのエピソードを明かした。

武部氏は音楽監督を務めたほか、自身が率いるスペシャルバンドと東京フィルハーモニー交響楽団と演奏を担当。武部氏は「大きいプロジェクトでしたし、音楽的にもさまざまなクラシックからロックチューンまでありますから、どういうふうに音楽を作るかプランを立てるところから始めました」と説明。どのパートをどう演奏するかなどを話し合ったといい、「何度リモート会議を重ねたか分からないですけど、彼がスピーカーのレイアウトまでこだわるような、こうしたらお客さんが聞きやすいんじゃないかとか、スピーカーが邪魔で見えなかったらお客さんに申し訳ないとか、そういうところまで細やかに考える人でしたから」と明かした。

VTR出演した羽生さんは「そもそも音楽の作り方がうまい。僕たちフィギュアスケーター目線、羽生結弦目線から言わせていただくと、どうしても原曲のリズム感であったりとか、そもそも自分が(練習で)スケートを滑っているときにライブ音源ではなく、データ音源で滑っているので、データ音源からライブ音源になったときの違和感をフィギュアスケーターは感じているんです。そこの違和感て言うのがテンポ感だったりとか、生音の楽器の音の違いだったりとか、そういったところにあるんですけど、アレンジでありつつ、生音でありつつ、でも、原曲を何十回、何百回と聴いている人間にとっても、全然、違和感のない、そういうところがすごかったなと思っています」とコメント。また、演奏のリクエストについて、武部氏の音楽知識を通してうまく伝えることができたといい、「音楽監督としての武部さんの能力があったからこそ。公演のために構成された音楽編成というものを感じることができたのが武部さんのすごいところかなと思いました」と語った。