1月15日の全国都道府県対抗女子駅伝で17人抜きの快走を披露して以降、例によってメディアは大騒ぎ。テレビのワイドショーでも特集が組まれ、にわかに“ヒロイン”に祭り上げられた。取材攻勢は同級生など周辺にも及び、ネット上には彼女の画像や動画が氾濫。肖像権を無視する行為を「やめていただきたい」と訴えたドルーリーは、ファンからの応援には感謝しつつも、

「周りの方々からの撮影や声かけの対処にとても不安を感じました」「私は可能な限り普通の生活をしながら、陸上を続けていくことを希望しています」「そっと見守っていただけるとありがたいです」

 と吐露している。

 弁護士を通じた異例の対応は、彼女の周辺がそれだけ、今後の日常生活や競技生活を不安視している証拠だろう。ドルーリーはカナダ人の父と日本人の母を持つ。事態が改善されない場合、「父の母国であるカナダに留学という選択肢も出てくるのではないか」とは陸上関係者。逸材の日本脱出となれば、メディアの自業自得である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/549b23f46a7eed00110c22672b799ec59a4aded7