青学は去年の箱根が終わってから長距離の練習を積んだと言っていた。
それが原因でトラックシーズンで成績を残せなかったと。
これはもろに箱根での東海を意識した練習だと思う。
去年の東海も箱根の練習をしたと言い出雲は3位だった。青学は今季の出雲で5位。
多分これが真相だと思う。

駒澤や東洋は3冠を意識した練習をしてきた。
これは工藤や片西や神戸等無名の選手を育てた実績はあるけど。
下や加藤みたいなドラ1がどっちつかずになってしまった部分もある。
今まではそれでも良かったけど、箱根の1位が10時間45分になってくるとこれでは通用しない。
このまま練習強度を上げても東洋の様に区間賞と故障者の出入りの激しい駅伝しか出来ないと思う。

じゃあ東海、青学の後を追って箱根に向けた練習に切り替えるか。
でもそれには東海のようなドラフトに支えられるか。
青学の様に体感やストレッチなのか故障者が出にくいシステムを構築していくか。
どっちにしても何歩か遅れている。

駒澤には中村匠吾の成功体験がある。これを活かすべきだと思う。
まずはスピードトレーニングそこからの距離。
Aチーム、Bチームというのを止めて、出雲チーム、箱根チームに変えてみたらどうだろうか。
1、2年は出雲チームでスピードを3、4年は箱根チームでハーフの距離を。
社会人になってマラソントレーニングを。
中村匠吾の引いたレールのうちのスピードトレーニングを大学中に。
これは大八木監督の大学で競技を終らせないという理念にも合っていると思う。

選手は頑張ってくれたと思う。監督、コーチも頑張ってくれたと思う。
だけど戦略が箱根向きでは無かった。
だからそこまで悲観する必要はない。
でもこのまま進んではいけない。
素人のくせに偉そうですいません。
だけど選択と集中これが一番生産性が上がる方法であることは間違いないから。
その事を駒澤大学陸上部には意識して頑張って欲しい。