上毛新聞を入手したので転記します。

トラック勝負一気

高校男子は3年生の小林が、高校最後のレースを表彰台の一番高いところで締めくくった。
レース序盤は8人ほどの先頭集団に身を潜め、勝負どころをうかがった。最初に仕掛けたのは
4キロ付近。「(集団の選手を)ふるいにかけようと思って」ギアを一段上げて飛び出し、
思惑通り後続を引き離した。
そこからは辻野大紀(伊勢崎商)との一騎打ち。つかず離れず、落ち着いてトラック勝負に
備えた。ほぼ同時にトラックに入ったが、トップギアでぐんぐん差を広げた。
ゴールの瞬間、右手を突き上げて優勝をかみしめ「一週間前にお尻を痛めて不安もあったが、
楽しもうと臨んだ。最後に優勝できてうれしい」と息を吐いた。
春に中大へ進学する。憧れの箱ねじを目指し、陸上に打ち込むつもりだ。「先輩たちと肩を
並べられるように頑張らないと」。
練習をともにしてきた西山和弥(東洋大)千木良龍之佑(早大)ら箱根を駆けた農大二の
先輩の背中を追いかける。
上毛スポーツ2月13日