ホッケー国体向け強化 社会人チーム「三重クラブ」
(伊勢新聞から・11月23日11時00分配信)

三重県ホッケー協会が設立した県内唯一の社会人チーム「三重クラブ」女子チームが
今月、岡山県で開催した全日本社会人ホッケー選手権大会で創設後初めて、
日本リーグチームから得点を挙げた。
2021年の三重とこわか国体に向けた強化活動に加え普及活動にも励む。
ホッケー不毛の地と言われる三重で競技を根付かせる地道な取り組みが続く。

三重クラブは三重とこわか国体に向けて県ホッケー協会が
再度立ち上がった2013年以降に発足した。
三重とこわか国体の競技会場が名張市に決まったことを機に、
地元国体での上位入賞を目標に、メンバー、練習環境の整備が急ピッチで進む。

発足当初は県内在住在勤のホッケー経験者だけで活動していたが、
現在県などが行うトップアスリート向け就職支援制度も活用し、県外から県内自治体、
企業などに就職した現役世代の選手も含む男子約30人、女子約20人が所属している。


このうち女子は18年に加わった元ロンドン五輪代表の津田志穂監督兼選手(31)=島根県出身=、
16年ジュニアワールドカップ出場などの実績を持つ19年加入の森川芽栄主将(24)=奈良県出身=に続き、
今年春一挙9人が加入した。

大半が伊賀・名張市内で生活し、19年オープンの名張市民ホッケー場
「はなの里スタジアム」を主な活動場所としている。新型コロナウイルス蔓延でスタートは出遅れたが、
感染が落ち着いた夏以降ほぼ毎日練習に取り組む。
今月、岡山県で開催の全日本社会人選手権は今年最初で最後の腕試しの機会だった。