>>2のつづき





人間ピラミッド賛成派はネット上で「皆でまとまる経験は必要」「危ないからさせないでは、危ないことが
理解出来ないまま」と意見しているが、組み体操でないと生徒同士の絆は生まれないというものでもないだろう。
また、確かに多少のケガを負うことも成長過程では必要かもしれないが、高層化・巨大化した人間ピラミッドでは、
ただのすり傷や切り傷ではなく、一生後遺症が残るようなケガが起きる可能性も十分にありえる。生徒間で
やる気や技術にどうしてもバラつきが生まれる全体競技には、万一事故が発生したとしてもなるべく被害が
少なくすむようなものを選ぶのが道理ではないだろうか。つまり人間ピラミッドは、起こりうるリスクの高さのわりに、
その競技でないと得られないというものが「一部の生徒や教師、保護者の感動」とあいまいなのだ。

大阪市教委は人間ピラミッドの高さを5段までとする規制を設け、ほかにも各地で重大事故を防ぐための
見直しが起きている。教育における組み体操のあり方が近い将来大きく変わりそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151005-00010002-trendnewsn-ent