イケシオ コンビ結成半年で初優勝/スポーツ/デイリースポーツonline
ttp://www.daily.co.jp/general/2009/09/12/0002336122.shtml
ttp://www2.daily.co.jp/general/2009/09/12/Images/02336124.jpg
 潮田が小躍りしながら何度も跳びはねた。池田はコートを力強くたたいた。そして、2人は抱き合った。スタンドが沸いた。
歓喜の初タイトルの瞬間。「素直に、やったーっていう感じです」。シンプルな言葉で、潮田は思いを口にした。

 決勝戦。4月のアジア選手権(韓国・水原)3位の平田、前田組が立ちはだかった。
1-1で迎えた勝負の第3ゲーム。最大4点差を追いつき、2回のマッチポイントをしのいでの逆転勝利。
池田は「『絶対勝つぞ』と言い続けた」。潮田は「勝負どころで引かなかったから勝てた」。精神力で勝利をつかみ取った。

 結成半年。まだ発展途上だ。ミスを連発した前日の戦いぶりは日本代表・朴柱奉ヘッドコーチに酷評された。
潮田は「まだ課題の方が多い。もっと練習して、もっと強くなりたい」と大会を振り返った。
その中で、池田は「球に対するタッチの速さ、集中力。昨日とは全然違った」と確かな成長と収穫もあった。

 「優勝を目指します」。大会中、潮田は何度も宣言してきた。
「(混合)ダブルスを始めたころ2人で相談した。まずは国内で勝たないと世界で通用しない。国内で優勝して、世界に挑戦しようって」。
2人の誓いの言葉を明かした。

 次戦は国際大会のヨネックスオープン(22日開幕、東京体育館)。
さらに欧州、アジア5カ国を回り、日本総合選手権(12月、都内)が今季の締めくくり。
「国際大会は本戦で勝てない状況。1回戦を突破して、思い切ったプレーができれば。全日本総合は一番の目標。そこを目指してやっていきたい」(潮田)。
自信と課題を得た初タイトルを胸に、次は国際大会初勝利を目指す。