ゲーム機・ゲームソフト開発製造のアトラス(東京都新宿区)は21日
同社のゲームセンター用腕相撲ゲーム機で
腕を骨折する事故が3件起きていたと発表した。
同社では全国のゲームセンターに稼動停止を要請するとともに
製品を自主回収する。
それによると、このゲーム機は
今年7月26日に発売された「腕魂(うでだましい)」で
これまでに150台が各地のゲームセンターなどに販売された。
プロレスラーの小川直也さんのキャラクターを使用しており
プレイヤーが小川さんらゲームのキャラクターと対戦して勝ち抜いていく設定。
同社によると、事故にあった3人は今月4日から19日にかけて
それぞれ大阪市、京都市、福岡市のゲームセンターで遊んでいた
未成年を含むいずれも男性。うち2人はフランスと韓国からの外国人観光客だった。
同社で事故が起きた機械を調査したところ、マシントラブルなどはなかったという。
同社では「腕相撲ゲーム機では過去に他社で事故例が何件かあるため
『腕魂』ではパワーを落として使用していたが、事故が起きてしまい残念。
早急に原因を調査したい」と話している。