最近言われているのがショートターンはカービング要素を使ったものであり
脚部のひねりを使ったウェーデルン要素の強い滑りは評価されない という事です。

しかしオーストリアの歴代の滑りを見てみると、多少の変化はあるにしろ、
以前のウェーデルン要素の強い小回りはしっかり現代も残っています!

これはオーストリアに限ったことではなく海外ではウェーデルン要素の強いショートターン
をしても昔の滑りとは言われません。

ステップターンにおいても同じです!
交互操作と呼ばれるような外足から外足に乗り移るシーンはワールドカップでも頻繁に見られます。

しかし日本ですと、今は両脚荷重で内足を浮かすのはNGと言われるケースが多いです。
日本ではそれが正しいという基準を勝手に作ったから!

正直アルペンスキーでしたら速い事が正義ですので、踏みかえようが、ウェーデルン要素が強かろうが何も言われません!

スキー検定や技術選の様な基礎スキーは採点競技ですので“採点基準”が必要となります。
その採点基準に当てはまらなくなったのがステップターンの様な踏みかえ要素とウェーデルンの様な回旋要素です!

それを大した技術もない知ったかぶったおっさんが、解りもしないで講釈を垂れるから混乱を招くのです。