>>736
前傾?
これね、物凄く勘違いしている人が多いんだけど前傾なんてする必要はノーズマニュアルやその類いをするのでもなければ全くする必要がないものだからね

ターンの入りについて前足に乗り込むとか前足の捉えとかって言葉をよく聞くと思うけど、そのどちらも前傾なんていうような状態にしなくてもできるよ
こういう言葉を聞くとしっかりと前足に乗らなきゃと思うところだけど実はそんな事しなくてもセンターにいるだけで前足寄りの荷重になってるんだよ
斜面に立てばわかるけど斜面では基本的に前足の方が後ろ足よりも下になり結果として体軸は斜めになり重心は前足の方に寄ることになる
だからセンターに入ればそれだけで前足寄りの荷重になるんだよね

それと滑走している状態では板は常に雪面からの抵抗を受けているということも忘れちゃいけない
滑っている時に不意にギャップでノーズが詰まったり春雪なんかで突然板が雪面に貼り付いたかのようになり急減速した時、板の上に乗ってる身体が前方につんのめりそうになる経験をした事がある人は少なくないと思う
つまりこれと同じで滑走している状態では常に雪面からの抵抗により減速しようとしていて板の上に乗ってる人はそれに対し常に踏ん張っている事になる
その踏ん張る力はどこに働いているかというと前足になるんだよね
だから斜度がほとんどない緩斜面や斜面に対し板がほぼ横を向いているような切り替え方の時でも前足寄りの荷重になっているという事

長くなってしまったけどこういった要因により前傾なんて事をしなくても前足寄りの荷重はできるよ、という事