センタンが死んでからもう1年。
センタンは今も株主としてスス板を見守ってくれているのかな?
イントラのセンタンは、スス板で憧れだった。
センタンからスキー技術のアドバイスのレスをもらえるとすごく嬉しくて、幸せだったなあ。

突然、肝臓癌だって医者に宣告されてから、センタンは病室で日に日に弱っていった。
「病院ってひまだぬぇ」って笑うセンタンを見て、俺はいつも泣いていたんだ。
センタンの為に、スマホをあげたら、センタンはすごく喜んでくれたよね。

ある日センタンはいつものように、笑いながら言った。
「ほら、見て今日も2級しか持ってない理論派の勘違いを叩いてやったよ」
「あまりスマホばっかいじってると身体に障るぜ」 なんて俺が注意すると、
「ごめんねえ。 でもね、これ見てよ。 
ほら、スノボちゃん、ナノ技術なんかじゃ滑らないって煽ってやったらレベル低っ(>_<)なんて言っちゃってさぁ、ふふ」
俺は黙っていた。センタンがすごく楽しそうで、俺は何も言えなかった。
「ほらみて、沖浦の爺は嘘八百並べて悔しいの〜だって。 馬鹿だねえ。 ふふ。」 
「ちっ、いわもとさんにしつこく絡んできてzinウザい」
俺はドヤ顔してるセンタンを見て、どうしようもなく悲しくなった。

「スス板の住人はキリ番ゲッター『は』を憶えててくれるかなあ」 センタンがふと言った。
「…この3のひと、オイラがいなくなっても、あの時『は』に2をとられたんだよなー
なんて、憶えててくれないかなあ……無理かな……憶えてて、ほしいなぁ……」

それから数ヶ月後、センタンは親族と俺に見守られながら息を引き取った。
センタンはもうこの世に居ない、なのに俺は今F5を連続でクリックしている。
センタンの事を、3のひとが忘れないように、いつまでも、いつまでも忘れないように。
天国にいるセンタンと一緒に、今ここに刻み込む

     「は」  が  2 ゲ ッ ト