譲渡先見つからず...経営難でスキー場閉鎖へ 長野五輪ではモーグル・里谷選手の金メダルで沸く...

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200106-00000004-nbstv-l20

長野市民に愛されてきたスキー場の閉鎖のニュースです。
オリンピック会場にもなった飯綱高原スキー場は、経営悪化で長野市が譲渡先を探していましたが、
期限内に見つからず、今シーズン限りで幕を閉じることになりました。

1965年に長野市が設置した飯綱高原スキー場。市街地に近いスキー場として市民に愛されてきました。
最盛期の1984年には23万人余りが訪れ、その後、長野オリンピックではフリースタイルスキー・モーグルの競技会場となり、里谷多英選手の金メダルに沸きました。

しかし、スキー離れに加え、近年の雪不足の影響で滑走期間が短くなったことで利用者は去年、2万9000人ほどまでに落ち込みました。
赤字経営が続く中、設置者の市は去年、民間の事業者に譲渡することを決め、買い取り手を探していました。
リフトや管理棟は事実上、無料で譲り渡すことにしていましたが…。

長野市観光振興課・小林祐二課長:
「公募の結果、応募者がいないということで、飯綱高原スキー場は今シーズンをもって終了」

公募期間最終日の先月27日までに手を上げた事業者はなく、55年続いた歴史に幕を閉じることになりました。