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C8以上のフルオロケミカルをスキーワックスから廃止するにはさらに重要な理由があります。
最近の調査結果で、クロスカントリースキーのプロサービスマンの多くから一般の約20倍という高いPFOA
(図の黒/黄模様の四角)が血液から検出されたのです。
PFOA成分はスキーワックスに含まれていないため驚きの結果となりました
この事からフッ素ワックスもPFOAに生体内変換するという結果が解ったのです。

忘れてはならないのはケミカル会社は決して地球や人間に害を与えるつもりは無いという事です。 
今我々の着ている洋服から幾多の命を救って来た抗生物質にいたるまで、今我々の生きている世界は化学製品無しにはありえません。
新たな化学製品が完成した時は、歴史上今まで奇跡と言われて後に害を及ぼすと立証された多くのものと同じく、
それが長期的にどのような影響を及ぼすのか解り得ないのが現状です。

ベンジンは最も一般的な工業溶液でしたが、常に身をさらしている化学研究所の研究員から白血病を促す事が解り廃止されました。
クロロフォルムは何十年も手術の際に麻酔として使用されて来ましたが後に肝臓癌を発生させる原因となる事が解りました。
ドライクリーニング液、人工シリコンブレスト、食物用着色、保存液等、例を挙げればきりがありません。

今日安全と思われているものが未来では危険物となりうるわけです
。C8ベースのAFFF(消火液)は火事から数えきれない命、飛行機、油田、船舶を救ってきました。
当時はAFFFが消火に使用されたあと大地や海に流れ込み後にPFOAやPFOSに変換していくなど想像もつきませんでした。
何が安全で何が危険なのか、非常に不確定なのです。

最近の調査結果で、クロスカントリースキーのプロサービスマンの多くから一般の約20倍という高いPFOA
(図の黒/黄模様の四角)が血液から検出されたのです。
PFOA成分はスキーワックスに含まれていないため驚きの結果となりました
この事からフッ素ワックスもPFOAに生体内変換するという結果が解ったのです。