被告負担の多い順(示談と訴訟の請求額は同一、仮に200万円とする。依頼した弁護士の費用は除く)
(1)相手の請求額で示談(200万円)
(2)請求の認諾(判決たぶん200万円。遅延損害金と訴訟費用分だけ1を超えるかも?) ←請求の認諾とは訴訟を受けて相手の請求をすべて認めて訴訟を終了させる行為
(3)欠席裁判(200万円を下回る可能性大。慰謝料があれば慰謝料については裁判所が勝手に減額するので) ←こうなる理由は擬制自白。自白は主要事実についてのみ裁判所を拘束する。認定事実を前提とした評価は裁判所が行うから原告が主張した金額すべてが認められるとは限らない
(4)応訴するが一切争わない(おそらく3と同様の結果) ←争いのない事実は事実としてほぼ認定されるから。原告は証拠による証明不要
(5)訴訟上の和解
(6a)否認して争うが被告は証拠を提出しない(判決額は原告の証拠により認定された事実を前提とした評価額) ←原告の証拠がどの程度採用認定されるかわからない。原告は否認された部分については証拠による証明が必要。原告が立証に失敗すれば減額・請求棄却もあり得る
(6b)否認して争い被告は証拠提出(判決額は裁判所が採用した証拠に基づく認定事実を前提とした評価額) ←原告被告どちらの証拠が採用されるかわからない。原告の立証失敗、被告の反論立証成功による減額・請求棄却もあり得る

(3)(4)(6a)は同様の結果となるかもしれないが、(6a)は証拠による立証が必要な分だけ原告の負担は増す
(5)と(6)では逆転もあり得る