>>186
うい、事情を誠実に話して理解を求めるのが最善。
これは単に綺麗事で言ってる訳じゃなく、法律上の理由もあっての話。

まず、法律ってのは揉めたときの解決基準にはなるけど、そもそも相談者と大家の間には
揉め事が発生してるわけではない。話せば大家がすんなり理解を示してくれる可能性もあり、
法律的に手を打つとか考えるのは時期尚早。

そして、それ以上に重要な話として、裁判所は建物の賃貸借、とりわけ住居に関しては、
賃貸人と賃借人間の信頼関係というものを重視する。

個人的にはこだわり過ぎではないかと思うくらい、裁判所は建物賃貸借の関係において
信頼関係を言い、「それ完全にお前のせいじゃん、自業自得だよ」とでも言う事情が無い限り、
「このままでは住む家を失ってしまいます」と訴える賃借人が救われるよう下駄を履かせてくれる。

つまり、住居の賃借人にとって、誠実に振舞っておくというのは、最後裁判になったとき
「私は信義に則り誠実に振舞っていました。ですが、このままでは住む所を失い路頭に迷ってしまいます」
と主張できれば、そう酷く裁判されないだろうと期待できる強いカードになる。

借家住まいの人間にとって誠実に振舞うというのは、最後の最後には綺麗事を超えて法律上の
武器になるものだと思っていい。