よくある質問 その2

Q.車が全損となったが買替諸費用は認められる?
A.最近の判例は認めるものが多いです。但し、自動車税・自賠責保険料(前車分が戻る)などは認められません。
 自動車取得税のように、新車購入と中古車購入とで金額に差が生じるものは、同程度の中古車購入金額までしか認められません。
 諸費用については認めないとする保険会社は多いようです。また、損害額の立証は被害者側がしなければなりません。
 故に、全損の金額と諸費用を含めて全部で幾ら、と交渉するのが現実的でしょう。

Q.自分にも過失があるけど、代車費用は認められる?
A.保険会社は基本的に過失0でなければ、代車費用を認めようとしません。
 しかし、本当に代車が必要であれば、具体的にその理由と車がないことで発生している費用などを示して、交渉することは考えられます。
 判例でも代車が必要でそのために相当な範囲で認めるケースは少なくありません。
 現実的な解決策としては、修理工場から無料で代車を貸してもらう方法があります。
 またほとんどの保険会社は修理工場と提携しており、その指定修理工場で修理すれば代車を無料でサービスしてくれる場合があります。


よくある質問 その3

Q.車が全損と言われたが納得できない。
A.潔く諦めてください。修理費用と時価額を比較して、いずれか低い方しか賠償されません。
 時価額については同車種の市場価格が認められますので、以下サイト等で検索、提示して下さい。
 なお高い車を一台だけではなく、数台以上をリストしてその平均価格で請求して下さい。
 カーセンサー http://www.carsensor.net/
 グー http://www.goo-net.com/index.html

Q.事故だと健康保険使えないの?
A.窓口ではまず「事故では健康保険は使えません」と言われますが、「第三者行為による傷病届」を健康保険組合等に提出することで健保が使えます。
 保険診療だと自由診療の半分程度に治療費を圧縮できるので、結果として、自賠責の枠を有効に使えます。
 過失がある場合は勿論、0:100の事故でも治療が長引くようでしたら使用をお勧めします。
 ちなみに、保険組合が立替えた治療費は後日加害者に請求(求償)されます。