<宮崎強姦ビデオ>被害女性が手記「人生終わったような…」
 宮崎市のオイルマッサージ店での女性客らに対する強姦(ごうかん)罪などに問われた
経営者の男(44)の弁護士が、男が盗撮したビデオの処分を条件に被害者側に告訴取り
下げを求めた問題で、被害女性が代理人弁護士を通じて21日、手記を公表した。示談交
渉で初めてビデオの存在を知り「人生が終わったような恐怖を覚えた」と訴えている。被
害者側弁護士も当時の経緯を文書で正式に発表した。(毎日新聞)
<強姦被告側弁護士>「示談なら暴行ビデオ処分」被害女性に
毎日新聞 1月17日(土)7時1分配信
. ◇宮崎地裁公判、20代の被害女性「脅された」と証言
 宮崎市のオイルマッサージ店で女性客ら5人に性的暴行などを加えたとして強姦(ごう
かん)罪などに問われている経営者の男(44)の宮崎地裁での16日の公判で、20代
の被害女性が「被告側弁護士から『暴行の様子を撮影したビデオがある。告訴を取り下げ
れば処分する』と脅された」と証言した。被告側の男性弁護士は取材に対し「選択肢とし
て提示した。脅されたと思われるなら仕方ない」と交渉の事実関係を認めた。
 女性は証人尋問で、経営者逮捕後の2014年3月、自らの代理人弁護士を通じ、被告
側弁護士から「『法廷でビデオが流されると分かっているのか。流されたくなかったら告
訴取り下げをしろ。示談金はゼロ』と言われた」と述べた。さらに女性は「(ビデオが)
流出したらどうしよう、なぜこんな思いをしなければいけないのか」と訴えた。