現役ブラック企業社長が、社員を安くこき使う華麗な手口を暴露!
Business Journal 10月30日(火)7時13分配信
 給与、勤務時間、休日など労働条件が労働法に違反している、もしくはその企業が行っ
ている事業そのものがなんらかの法令に違反しているなど、決して他人に入社を勧められ
ない企業のことを「ブラック企業」という。そんなブラック企業の実態に迫ってみた。
●入社して、この会社おかしいと思ったなら?
 どのような会社でも、入社前、外からでは、その内情をうかがい知ることはできない。
では、もしブラック企業に入社してしまった場合は、どうすればいいのだろうか。できる
だけ早く、まっとうな企業に転職するしかないだろう。決して我慢して長く勤めようと考
えてはいけない。
 なぜなら、そもそもブラック企業の経営者は、社員の人生を背負っているという発想が
ないのだ。労働の対価である給与もできるだけ安く抑え、なんだかんだ理由をつけて、踏
み倒すことさえ厭わない。
 事実、従業員30名程度を擁するあるIT企業経営者のA氏は、自らをブラック企業経営者
と認めたうえで、「従業員は敵だと思っている。いかに安くこき使い。文句を言わせず、
上手に辞めさせるかだ」と言い切る。従業員サイドに立ってみれば、こんな企業に長居し、
忠誠を誓ったところで人生を空費するだけだ。
 A氏は採用時、労働時間、待遇などに文句を言わず、黙々と働きそうな「使い勝手のい
い人材」のみを採用するという。A氏に詳しく話を聞いてみた。
●使い勝手のいい人間を採用して、こき使う
ーー「使い勝手のいい人材」の基準というか、見分け方は?
A氏 人の上に立とうとか、そういう野心がない人間。人に使われるしか能のない人間だ。
学歴はあまり関係ない。真面目で、人を疑うことを知らず、そこそこ育ちがよくて、素直
に人の言うことを聞く、それでいて責任感が強いかどうかだ。