因みに私は、本心から死にたいほど人生そのものが苦痛なら、その人の死にたい欲求は死期が迫っていようといなかろうと
妄想だとは考えていません。

64さんは、生の放棄という表現をしますが、幸福追求権を行使するなら、生の放棄には相当しません。なぜなら、死に方
の選択は、あくまでも生の質に関するものだと考えており尊厳に含まれるものです。

終末期医療における「尊厳死」は医療機関関係者が患者の終末期において
使用され出した用語ですから、結果的に肉体的に助かる見込みのない患者の
尊厳にしか対応していませんが、肉体的苦痛を感じたり、その痛みや苦悩を表現し、
意思を表明するのは当然精神の領域であり、用語としてではなく、尊厳ある死に方において
精神的苦痛が含まれないというのは、道理に合わない弁論、すなわち詭弁と言えます。