>>気にせず手続きしてしまえばよい

土地所有権移転登記申請手続は双方申請だよ。
登記義務者がいないのに、どうして登記手続をするの。

この問題は、「相続と登記」という物権法の基礎的問題の一つです。
実体法と手続法とが絡む学生には難しい問題ですね。
なお、相続人の不存在の場合の法的取扱という相続法の条文も見ておいたらよい。

正解は、相続財産管理人の選任申立を経て、相続財産管理人を登記義務者として移転登記をする。
相続財産管理人が所有権取得を争えば、所有権移転登記請求訴訟により確定判決を貰って登記をする。

なお、不動産が無主に帰した場合は、その所有権は当然に国庫に帰属することとなるから、早く手続をすることだね。

以上、理論的・立体的・総合的・実際的法知識に基づく回答でした。