俺が占有屋からの相談で回答しているのは、福祉団体を設立する事だ。
純粋まっすぐ君達が、一生懸命に募金を集めてくれるし、債務者達に協力させてもいい。
様々な団体から感謝の手紙、海外からの手紙・写真も届くし、それを大義名分にする。
援助物資は、関連企業から買わせるので、関連企業・関連買い取り屋も潤う。
海外に送付先も、海外の福祉団体だが、現地の同様なグループが糸を引いている。
見返りは、日本で手に入りにくいものだが、相談を受けているシノギの担当がやっているので、
その見返りが何であるか、俺も知らない事になっている。
現地で買った方が、安い物・輸送料金が掛からないメリットもあるので、海外送金ルートができる。
俺は、資産家の相続税対策に相談に乗り、寄付金を集めて、海外送金ルートに乗せる。
このルートは、現地の協力者が、適当な名目を立ててくれるし、海外資産となるものだぜ。
アフリカ・アジアまで、国内の税務署が追跡するのが困難な事は、書くまでもないな。