おシャカさまの教え 「友達がいない人は孤独の道をあゆめ」!!」

勝れた朋友とは、善友のことです。犀の角とは、孤独のことです。お釈迦さまは、修行僧に向かって「善友を求めよ」と説かれました。しかし善友が得られないのなら、「孤独に歩め」と鼓舞されたのです。

 一見矛盾するような教えですが、ここに真理が説かれています。修行僧とは、高い志をもって道を成そうと歩む求道者です。寂しいからといって、寂しさを埋めたり、暇をつぶすために、他人と交われば、振り回されたり、甘えたり、頼ったりして、自立心や集中力を削がれ、目標を見失ってしまいます。
もしあなたが「孤独」を感じているならば、それはチャンスであることを知ってください。
自分と向き合い、自分の成すべきことに、自分が成したいことに、時間とエネルギーを費やすのです。
犀の角のように、ただ独り歩む。するとあなたの心技体が向上します。
心技体の向上とは、人格の向上です。あなたの人格が向上すれば、類は友を呼んで、そこに自然と善友が現れてくるのです。