夫殺害 介護の妻起訴内容認める
09月07日 19時10分

ことし3月、埼玉県羽生市の自宅で、介護していた72歳の夫を殺害した罪に問われている71歳の妻の裁判が始まり、妻は起訴された内容を認めました。

埼玉県羽生市の大島ひとみ被告(71)は、ことし3月、自宅で夫の光男さん(当時72)の首をひもで絞めて殺害したとして殺人の罪に問われています。
7日、さいたま地方裁判所で始まった裁判員裁判で、被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
このあと検察は事件のいきさつについて、ことし1月、夫に湿疹の症状が出て入院したが退院したあとも改善せず、介護を続ける中で再び夫の入院が現実に迫ってきて不安になり、殺害したと説明しました。
これに対し被告の弁護士は、夫の介護への深い疲労感と入院に伴う不安があったとして、執行猶予のついた判決が妥当だと主張しました。
裁判は9日結審する予定です。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20200907/1100009567.html