■新生児の自閉症の発症率の増加 米国の研究によると、父親が40歳以上の時に生まれた新生児は自閉症や関連の症例が30歳未満の父親の場合の約6倍で、 30〜39歳の父親と比較すると1.5倍以上とされている。 一方、母親については、年齢が高いと若干の影響を及ぼす可能性は排除できないものの、 子どもの自閉症に発症に与える有意な影響は認められなかったとされている (米国医学専門誌「Archives of General Psychiatry」(アーカイブズ・オブ・ゼネラル・サイカイアトリー)2006年9月号)
■母体の流産の確率の増加 妊娠の男性パートナーが35歳以上の女性は、25歳未満の若い男性パートナの女性と比べて 流産のリスクが、およそ3倍になる。 父親が25歳未満の場合の自然流産率は、父親が25〜29歳の場合と比べて、約4割少なくなり、 父親が40歳以上の場合は、父親が25〜29歳の場合と比べて、1.6倍となる。 (米国産婦人科学会が発行する Obstetrics & Gynecology 誌8月号) 0149Miss名無しさん2011/01/07(金) 14:19:20ID:KY2Ck4xN ■妊娠率の低下 女性は30代半ばを過ぎると妊娠率が低下することはよく知られていますが、 男性も同様に年齢と智に妊娠させる力が低下し流産の確率を上げることが、 パリのEylau生殖補助センターで行われた臨床試験で確認されました。 1万2000以上のカップルの子宮内人工授精の2万1239件について調査したところ、 女性の場合は、35歳以上では、若い女性と比較して妊娠率が極端に低下し、 流産率の増加が見られ、男性においては40歳以上の場合においても、 精子は量が減り、質も低下することがわかりました。研究者らは、この結果は、 不妊治療を受けていない一般男性全般においても当てはめられると言っています。 (欧州ヒト生殖学会議:European Society of Human Reproduction and Embryology)
■ダウン症の子供が生まれる確率のアップ 妊婦の高齢化とダウン症のリスクの関係はよく知られていますが、 2005年の報告によると、父親の年齢もダウン症のリスクと関係しているようです。 アメリカのNYでの1983年から1997年までの 3,419例のデータによると、 35歳以上の妊娠の場合、父親の年齢が40歳以上の場合は、24歳以下の場合に比べて2倍のダウン症出生があったとのことです。 (The Influence of Paternal Age on Down Syndrome The Journal of Urology Volume 169, Issue 6, June 2003, Pages 2275-2278)