裁判員裁判、執行猶予の男逮捕=保護観察中、窃盗容疑−神奈川県警
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裁判員裁判で執行猶予付き有罪判決を受け、確定した男が社員寮から現金を盗んだとして、神奈川県警川崎署は18日、窃盗容疑で、住所不定、無職大場達也容疑者(21)を逮捕した。同署によると、「金が欲しかった」と容疑を認めているという。
裁判員裁判の元被告が執行猶予中に逮捕されたのは、初めてとみられる。
逮捕容疑は11月26日深夜から翌27日早朝にかけて、川崎市川崎区浅田の建設会社の寮で、男性従業員(37)の財布から現金3万3000円を盗んだ疑い。
大場容疑者は、別の会社寮の延焼火災で現住建造物等放火罪に問われたが、横浜地裁の裁判員判決は10月8日、建造物等以外放火罪を適用し、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役4年)としていた。同容疑者はその後、保護観察所に出頭せず、所在不明となっていた。