日本ではタウンミーティングという手法自体が根付いていない。
さらに行政の広報が稚拙なせいもあり、開催告知、参加募集をしても
参加者が集まらないことの方が多い。
すると、現場の職員で会場を埋めるということが起きる。

この構造はタウンミーティングに限らず、よくある市民向けの
「○○大学教授の講演会」等で目の当たりにすることができる。
講演会などでは、身分を隠す必要がないからか「職員の研修を兼ねている」
等と説明されたりもするが、サクラであることは明白です。

行政のサクラ動員は日常化しておりますから、タウンミーティングでも
当然の如く行われてます。
主催者は活発な意見交換や質疑応答で会が成功したことにしたいので、
サクラ代表があらかじめ疑問に感じやすいいくつかの項目の質問を
用意しておくのです。

裁判員制度のタウンミーティングの場合、新聞広告を出したが参加者が集まらなかった。
すると、新聞社の広告効果が低いと評価され、以降の広告枠費全体の下落にもつながってしまう。
で、法務省と新聞社の利害一致でサクラ動員につながった。