>>451
まず前述の通り、ホーランドの行動は
全てが妥当な作戦判断に基づいており、判断ミスを考慮してもなお合理性があり
致命的な失敗など犯した例はない。
ビュコック、ウランフは同格の同僚であって
その判断に同意できない場合は独自の行動を取る事もそれほど不合理な行動ではない。
また、敵の撃滅という作戦目的からいって、実際にホーランドの主張の方が正論であった。

そもそもホーランドの作戦を是正できるような能力のある参謀はまずいない。
帝国軍の最高司令部の幕僚団ですら弱点を見抜くのが無理なものが
そこら辺の艦隊参謀級にできるわけがない。
ホーランドは独自の軍事理論に基づいて
最高級の幕僚団以上の指導が出来る所が長所だ。

大前提として、ホーランドは自らの主張を実行する際に
必ず上位司令部の許可を得ている。
上位司令部の指示に反する行動は一度もとったことがない。ビュコックは同僚であった。
ビッテンフェルトあたりでも、ラインハルトや双璧級の命令に背く事はないにせよ
ケンプあたりと判断が対立すれば独自の行動を取る事は十分に考えられる。

同僚の意見を入れなかったからといって
ホーランドが誰の指示も受け入れないというのは事実に反しているし
むしろ上層部には忠実であり、上層部の指導が適切なら
最大限その意図に合致した行動を取る事は間違いない。