>>205
それは戦略能力というよりも政治の方だな。
やっと政治的にアイズランドに戦略的なフリーハンドを与えられた後のバーミリオンへの持ち込み方を見ると、ヤンがラインハルトに劣ることはない。
寧ろあの状況で同数の戦いに持ち込んだ時点でヤンの戦略力(実行能力も含めて)は互角以上といえる。
(勿論ラインハルトの性格も含めてだがそうした理由も書かれてある。
まあ結果的にはヤンはハイネセンの命令には逆らわないというヒルダの読み通りだったのだが。
そういった意味でヤンも考え方的に弱点を抱えていたと言える。)
但し戦略運営能力がラインハルトは極めて高いから、そこを含めて見るとヤンの戦略発想の自在さといい勝負で、総合的に見ると戦略についてはほぼ互角だと思う。
戦略の実行においては特に優秀でなくても一定程度の水準の人材がいれば良いので、戦略的には人材確保に問題はない。
つまりヤンに於ける制約は戦略的な所ではなくて、政治的な所。
軍事的な戦略能力とは違う所。
政治的実行力に於いてはラインハルトがヤンを上回っているのはヤンも認める所。
ヤンは政治的には不徹底だから。
だから
>>76
かなと。

戦術能力については>>73
>戦術面で同数同レベル同陣形の艦隊で、部下も同レベルで、真正面からの遭遇戦になったら、どちらが強いなんて分からない<
というのは全く無意味。
そんな将棋のような状態はあり得ないので、そういうのは戦術能力とは言わない。

但しバーミリオンでの純粋な戦術的戦闘において、キルヒアイスが居たらあのような状況にならなかったかもというのは、まあその通りだと思う。
(その前の読み合いでではない、アスターテに於いても二人はヤンの考え(別にヤンでなくてもヤンが立案した考え)を読みきれなかった。
つまり純粋な戦術的読み合いでは二人ででもヤンに及ばない。
これはヤンの思考法が正当さではなく心理に基づくものであるから。
二人はヤンに比して「真面目」過ぎるのですよ、ヤンの考えは味方ですら呆れる位(敵からするとペテン)のものだから。)
キルヒアイスの戦闘における即応能力は極めて高く(多分ラインハルトよりも)且つラインハルトの安全を最優先しただろうから。
但しその場合キルヒアイスは死んでいた可能性は高いと思うが(この場合刺し違える覚悟がなければ対応しきれないだろう)。
しかしそれは戦術能力におけるラインハルトとヤンという比較にならんだろ。
ラインハルト+キルヒアイスとヤン(まあメルカッツもいたがまああの時は普通以上の事はしていない)になるから。