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>1:テレビ朝日版セーラームーン
 テレビ朝日版は原作をベースとした大幅なアレンジを施した作品です。原作ではダークでシリアスなイメージがあるのに対し、テレビ朝日版はギャグを中心としたわかりやすい作品になっています。もちろん、やるときはやるし、シリアスなシーンだって当然ございます。(これは原作でも逆にギャグシーンはあります)

テレビ朝日版はきんぎょ注意報(テレビ朝日)の大半のスタッフがそのままスライドして制作されたみたいです。このケースはつるピカハゲ丸くん(テレビ朝日)のスタッフがそのままおぼっちゃまくん(テレビ朝日)の制作に関与したのと似ています。どの作品もギャグアニメです。
 例えば、主要キャラの愛野美奈子は原作ではリーダーとしての威厳がある反面、どっかズレたところがあります。それに対して、テレビ朝日版はリーダーの威厳は初期だけで、その後は完全なおバカキャラになります。(大体主人公のうさぎとつるむ)

 火野レイは特に顕著で、原作のレイはテレビ嫌いに対し、テレビ朝日版はテレビ放送するためにそれもできないので、美奈子と並んでミーハーな子になっています。そして、主人公のうさぎを支えるポジションも原作やCrystalが美奈子に対し、テレビ朝日版はレイが引き受けています。

外部四戦士のひとり、天王はるかも原作では男装女装するのに対し、テレビ朝日版では常に男装しており、一人称も原作が「俺(男装)」「あたし(女装)」に対し、テレビ朝日版は変身後も含めて一貫して「僕」になっています。

 これによって、本来のターゲットである女児層はもちろん、老若男女に支持され、関連商品は大ヒットし、テレビ放送も5年間続きました。セーラームーンを見て育った芸能人も数多くおり、今度の映画に登板する渡辺直美さんや中川翔子さんなどは動画でも色々語っています。

 さらに、グッズが売れなかったら第1期で終了を前提として作られたのか、セーラー戦士は全員死亡します。ただ、その後転生し、記憶がなくなり、元の鞘に戻ってしまうというオチになります。このセーラー戦士が死亡するエピソードはテレビ朝日にクレームが来たことでも知られています。それだけ影響力がすごかったのです。

 実際、ムーンスティックが大ヒットしたので、第2期以降も放送が決定しました。最終的に記憶を取り戻し、再び戦地に赴くことになります。


テレ朝はツルピカはげ丸くんやおぼっちゃまくんと同じ扱いなんだね