●質疑応答
Q.主人公たちは何歳なの?
 A.14歳です。
Q.主人公たちが通っている学校「東邦星華高等女学院」のモデルは?
 A.東洋英和女学院で間違いないと思われ。ちなみに、相手校の「朝香中学」のモデルは麻布中学校と推定される。
Q.あれ?高等学校じゃなかったっけ?
 A.今と昔とでは学制が異なる。高等女学校は12歳以上から入学。もちろん義務教育ではない。
Q.関東大震災はいつ?
 A.アニメが大正14年(1925年)を舞台としていて、震災はその2年前の大正12年(1923年)9月1日(現・防災の日)。
Q.大正に女子野球はあったの?
 A.佐伯尋常小学校女子部の野球チームが明治43年(1910年)に存在したのを確認済み。
Q.彼女達が挑む岩崎や高原は何歳なの? 中学生?
 A.彼らは17歳で、旧制中学校の五回生。現代に直すと、14歳の女子中学生が17歳の高校球児に挑む物語です。
Q.そんなの勝てっこないよ。どうするの?
 A.不可能に挑むからこそ面白い。それに、本場の野球を知るアンナ、武道の達人の巴、学園一の秀才の乃枝、と言う秘密兵器がある。
Q.第1話のあの変な劇中挿入歌は何?
 A.大正8年(1919年)に作られた当時の流行歌。震災前の歌なので、作中時点では十二階は既に解体、警視庁は仮庁舎。
Q.EDで小梅たちが縦につながってるんだけど、あれなに?
 A.子取り鬼とかことろことろとかいう鬼ごっこの一種。アンナ先生が鬼で、一番後ろの鏡子にタッチするのを先頭の小梅が阻止する遊び。
Q.スカート丈短くね?
 A.当時は膝上、長くても膝が隠れるくらいが普通だったそうで、長くなるのは昭和15年(1940年)から。
Q.小梅たちはパンツを履いてないの?
 A.着物にパンツ含む西洋下着なんて邪道。セーラー服組は知らん。
Q.小梅の家どこー?
 A.原作によると麻布十番街。
Q.麻布区ってどこー?
 A.郡区制施行時からあった東京15区の一つです。昭和22年(1947年)に芝区、麻布区、赤坂区が合併して港区になりました。
Q.この少女たちは、やがて大東亜戦争(太平洋戦争)の東京大空襲といった戦災に遭って命を落としてしまうの?
 A.全員無事の可能性の方が高い。確率で言うと1クラスで1人くらいはおじゃんかも。
   それ以前に、昭和4年(1929年)からの世界大恐慌でおじゃんかも判らんね。