小説じゃないんだから、アニメで重要なのは脚本家でなく、監督(もちろん、脚本が良ければなおさら良い)。
フリクリ自体、鶴巻監督ありきの作品で、新企画は名前貸しの時点でまず旧作とのズレはデカくなる。
そこを埋めていく(もしくは、ぶっ壊す)のが新しい人たちのアイデアだったりするわけなんだが、
今回はあまりそういうのを感じ取れないキャッチコピーだったり、PVなわけで、そら旧作好きからしてみると、不安しか募らないわな。
誰に責任があるかと言われれば、企画を立ち上げた連中。
脚本家に責任があるかと言われれば……トカゲのしっぽ切りな気がするけどな。

新谷も現場にいないのに!と怒っていたが、正直、脚本家とIGの契約上、現場に行けなかったんじゃね? という印象。
IGから無理な企画が来て、形にした物の中身がダメダメで勝手に脚本変えられた可能性が大で、
そんな状態で、「現場で戦ってない人間がなにを言ってんだ」って怒るのは、なんだか筋違いな気がするけどな。
脚本家の過去作とか、まったく知らんし、興味も沸かないけど。
むしろ、新谷がそれを言うなら、現場に呼んでディスカッションすればいいのに、と思うけどな。
思い入れのある作品なのはわかるし、旧作からの引継ぎで引っ張ってかなきゃいけない立場なのもわかるが、
アニメってみんなで作るもんじゃないの? とは思う。
もちろん、新谷の言うことが100%、その通りだった場合(脚本が現場に来てもいい立場だったのに、来なかったり、ディスカッションしなかった)、
面白くないことの責任は、大部分、脚本家にあるけど。