家事に関して言えば、あんな小1はいない。
もっともファンタジーなのはそこか。
有りうるとすれば、母子保護施設に奇特な友ママか
職員がいた可能性だな。
共働き家庭の助け合いで低学年でも家事するケースは
しってるが、戦力にはならんはな。台所はけがの宝庫だ。
酪農家で低学年からおさんどんしてた知り合いは
大人になってもトラウマになっている。
無条件肯定を要する子供に、義務としての労働力を
居場所に存在していい条件とされたら自己肯定感が持てない。

作品中では、梨穂子自身の健気さを際立たせ、
最強の武器である雅音の憎めない人間性を強調するための
道具だてとして使われた感じがあるな。