このアニメは主人公や登場人物に共感して泣いたり笑ったりする点で優れた作品だと思うよ。
メッセージ性とかで押す作品じゃなくてさ。
そういった物語とかは昔からあるジャンルだと思うけどね。


例えば、雅音が「写真撮ってよ」て斗沢に言う場面
あそこで泣いた人はけっこういると思う。

雅音がどれだけリコのことを大事に思ってるかそれまでじっくりと描かれてて
でも雅音はもう長くないという事実が分かった。
どうにかしたいともがいたけど、どうにもならない。
そんな時にささやかだけど、皆にパーティを開いてもらった。

普通に生きてればこの先何度でもこういった楽しいこともあったはずなのに
もう自分は長くない。
娘に少しでも何かを遺してあげたい。
リコのために少しでも楽しい思い出を遺したいと願う雅音の強い思いが
伝わってくるから泣けるんだけど。
あと多分、雅音自身も満足して死にたいと思ったんだろうしね。


他にもピクニックのところとか最後のいってらっしゃいとか。
そういうところを主人公の心情に共感して楽しむアニメだと思うわ。
でもこういうのは受け取り手が共感出来ないと全く意味がないからね。
同じものを見ても個人の経験で受け取り方は変わるしね。

でもってウィッチブレイドは幅広い人が共感できるアニメだと思う。